噴水池モニュメント中央公園福山初アールデコ
この大きな丸い石の球は、博覧会のシンボルとして戦前に作られたものです。
1945年8月8日22時25分、空襲警報が鳴りB29の爆音の中から火の手が上がってきました。明治町にある南小学校近くに住んでいた5年生の女の子は防空頭巾をかぶり、靴を履き、教科書を入れたカバンをかけ、母と姉二人と一緒に公園に向かって歩いていました。大勢の人が炎と熱さから逃れ、疲れたように噴水池の中へ入って行きました。ふと見ると噴水台の石の球が光っています。「爆音が遠ざかった時、B29が舞い戻り割られてはいやだ。」「市民のシンボルだけは残したい。」という思いで、石の球は埋められてしまい、その後しばらくその存在は忘れられていました。2008年になり、中央公園の整備が行われ、音楽堂を壊しローズコム(図書館)を建設する工事をしているとき、この石のモニュメントが出てきたのです。
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「戦争体験者から聞いたことを語り継ぎたい」
「福山にある戦争遺跡を皆に知ってほしい!」
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